イベント/EVENT
性教育は、いのちやからだ、そして自分についてを考えること。
うやむやにするのではなく、かんがえ、話しあえる土台をつくるため、
お父さん、お母さん、こどもたち、みんなに向けた講座です。
この講座では、現役助産師の土屋麻由美さんが、わかりやすい言葉でやさしく、「性」について、「自分やひとの体を大切にするということ」について、こどもに向けてや大人に向けてお話ししてくれます。
こんなこと、考えたことはありませんか?
・なにをどこまで伝えたらいいんだろう?
・性のことって成長につれなんとなくわかっていくものじゃないのかな?
・恥ずかしさや照れがあって、親だってこどもに話すのは難しい。
・性教育についていろいろ疑問があるけど、誰に聞けばいいのかわからない。
どうやって&どこまで伝えていいのか、どういう風に性教育を捉えたらいいのかなど親世代にも疑問がたくさんあると思います。でも、親世代もきちんとした性教育を受けてきてない世代なのでわからないことだらけなのは当たり前ですし、言いづらいと感じるのも、自分が小さい頃に言いづらそうにしていた大人たちを見てきたのなら当然のことです。
だからこそ、専門的に、日常的に、命が育まれている現場にいる助産師さんから、こどもに向け、そして親世代に向けて、性のお話をしてもらいたいと思いました。
講師の土屋麻由美さんは20年以上助産師として活動しつつ「にんしんSOS相談窓口」を行う認定NPO法人ピッコラーレの副代表も務めています。自宅出産のサポートや予期せぬ妊娠相談窓口をおこなう中で、小さな頃からの性教育の大切さを痛感し、地域で性教育講座をスタートされました。
講座について
こども向け・おとな向けの講座をそれぞれ行います。また、親世代が抱える疑問に寄り添い、ふだん誰にも聞けない悩みや疑問を直接相談することができる時間も設けています。
性教育ってどうしたらいいんだろうと思っている方、子育て真最中の方、悩みや不安を抱える方、性について親子で考えてみたい方々にご参加いただけると嬉しいです。
*ひとり親家庭の方には補助があります。お申し込み時にご連絡ください。
*5年3月に講師の土屋さんとインスタライブでお話しました。性教育ってなんで必要なの?どんなことを話してくれるの?など、沢山質問してきました。性教育ってなんだろうという方、どんな講座なんだろうと雰囲気を覗いてみたい方、ぜひ聞いてみてください。
日時
2025年4月19日 (土)
前半: 10:00〜11:00ごろ
幼少期むけのお話: 5, 6歳(年中)頃から、8歳(小3)頃のお子さま
【お話内容例】
・自分たちの体について
・男の子と女の子の体の違い
・心と体が違うこともあることについて
・性器のそれぞれの役割について
・こどもが生まれてくる仕組みについて
・出産について
・自分たちの体をだいじにすることについて
中盤: 11:10〜12:10ごろ
大人むけのお話+ミニ質問会: ご両親/保護者に向けたお話
*お子様も同席して聞くこともできますが、保護者の方が集中して聞くことができるように、中盤の時間はこども達との遊びが得意な方がひとり待機してくれる予定です。
*小さなお子様と一緒に来られている保護者の方は、この中盤の部が終わったタイミングで帰宅することができます。
〜お昼休憩〜
*スタジオにお弁当を持ってきて食べていただくこともできます。
後半: 13:30〜14:30ごろ
高学年むけのお話+ミニ質問会: 9歳(小4)頃から、12歳(小6)頃のお子さま
【お話内容例】
・自分たちの体について
・射精と月経について
・体の変化について
・生殖的な機能について
・「生まれてきた子ども」だった自分が「生む性」になることについて
・AVや過激な映像・動画について
・人を、自分を大事にすることについて
*上記はお話の例です。たとえばこのような話がされるよというイメージをつかんでいただければ幸いです。当日ご参加いただくメンバーによって、内容は多少変更されます。
おまけの質問タイム: 14:40〜15:10ごろ
保護者やこどもからの質問を受け付ける時間です。
残っていられる方はぜひご参加ください。
前半組、後半組、どちらの方もご参加いただけます。
対象
・5歳(年中)頃〜8歳(小3)頃までのお子さま:前半
・9歳(小4)頃から、12歳(小6)頃のお子さま:後半
・ご両親/保護者
*性教育のお子様向け(とくに低年齢)のお話にご両親/保護者が同席することは、大人にとってもとても大事なことだと考えています。ご都合のつく方はぜひお子さまと共に、お父さん、お母さんなど保護者の方も一緒に受けていただければ幸いです。
ご家族単位のチケットです。どちらか一方の親御さん/保護者だけご参加いただく場合も同様の料金になります。
参加費
①どちらか券
・前半〜中盤
・中盤〜後半のどちらかに参加
*保護者+お子様2名まで同席可能
3,500円(税込)
例)
・おとな+高学年のこども(後半参加)
・おとな+低学年のこども(前半参加)
・おとな+こども1〜2名の方
②とおし券
前半〜中盤〜後半すべて参加される方向けのチケットです。
*保護者+お子様3名同席される場合はこちらのチケットになります。
5,000円(税込)
例)
・おとな+高学年のこども+低学年のこどもで前半〜後半全てに参加
・おとな+こども3名の方
③ おとなだけ券
・中盤のおとな向け講座のみ参加されたい方
・ご夫妻のみでの参加
1,500円(税込)
例)
まずはどんな雰囲気か知りたい方
先に大人だけでこどもに伝える性について考えてみたい方
知っておいていただきたいこと
・ ひとり親家庭や、ご事情のある方はご連絡ください。金額を補助いたします。
・ ご家族単位のチケットです。どちらか一方の親御さんだけご参加いただく場合も同様の料金になります。
・ お子様4名以上で参加されたい場合は別料金となりますので、ご連絡ください。
予約
必要項目をご記入のうえ、下記メールにご連絡ください。
ご記入いただきたい項目:
・申し込みされた方のお名前
・参加されるお子様のお名前・年齢
・大人、子どもそれぞれの参加人数
・連絡先(電話番号)
・お住まいの地域
・駐車場のご利用希望の方はその旨ご記入ください*。
*スタジオの駐車場は2台ございますが、満車の際は近隣の駐車場をご利用いただきますようお願いいたします。
当日についてと持ち物
● 「前半の部」は幼少期向けのお話、「中盤の部」は大人向けのお話、「後半の部」は小学校高学年向けのお話をします。
●すべてを通しで参加することも可能です。
● 「前半の部」や「後半の部」はこどもたちに向けたお話ですが、保護者の方も同席して一緒にお聞きいただけます。
● 「後半の部」はこども達が思春期に入ってくる年齢なので、保護者の方がいると照れくさくて聞けないという子もいるかもしれません。一度お子様と話し合ってみて、1人で聞きたいか、それとも一緒に聞いてもいいか等、聞いてみるのもいいかもしれません。
● お茶か水などの飲み物を水筒に入れてご持参ください。
● 大人向けの「中盤の部」は、お子さまが一緒に聞いていたいという場合は同席していただいてOKですが、飽きてしまった場合のために、音の出ないおもちゃや本、遊びなどをご用意いただけると助かります。
● おとな向け性教育講座の時間中は保護者の方が子どもにつきっきりにならずに講座を聞けるよう、遊び相手が得意な方に待機してもらう予定です。
「こどもとおとなの性教育」を受けていただいた方のご感想
● 両親ともに一緒に受講できるのはとてもすてきだと思いました。
●「性教育は人権の一部」という観点でお話いただいたのが個人的に理解しやすく、良かったです。初めてこういう講座を受け、継続していくこと、家族の中で話しやすくしておくことが大事だと思いました(公的な教育にもっと取り込んでほしいですね…)。
● 親とこどもの関係性は普段からの会話などを含め、良い関係でありたいと思いました。(性の話をしていくためにも)こどもの話を良く聞いてあげることが大事だと感じました。
● こどもと一緒に受けることで、家へ帰ってからの会話ができそうで帰ってから楽しみです。帰ってからぜひ夫にも伝えたいです。これから家族で話すきっかけになってよかったです。
● 親子で受けられて、こども達の面倒を見てもらえるのは大変ありがたいです。助かりました。性のことは伝え方が勉強になりました「ふつうのこと」として触れていけたらいいのかなと思っています。学校での性教育が私たちの頃のままというのは本当に気になるところです…。なんとかできないかな、と思いつつ…。
● ぜひ主人にも聞いてほしいなと思いました。
● いかに普段、というか私たちの世代が無関心で来てしまったかということに気付かされました。面白かったです。ひきつづき経過を見ていきたいと思います。お話が聞きやすく、こども達も飽きずに聞いていたのが印象的でした。
お話をうかがう人
土屋 麻由美(つちや まゆみ)さん
麻の実助産所 助産師
大学病院、助産院勤務を経て1997年出張専門の助産師として開業。自宅出産に関わる中、小さな時からの性教育の大切さを感じ、地域で性教育講座を開催している。
認定NPO法人ピッコラーレ副代表。にんしんSOS相談窓口の運営、相談員としても活動中。二男一女の母。現在練馬区で開業。
麻の実助産所HP: https://asanomi-jyosanjyo.com/
土屋さんからのメッセージ
「助産師として、いろいろな方の妊娠やお産、そして子育てに関わってきました。
その中で、子どもに聞かれた時にからだや性についてどのくらいまで伝えてよいのか、またどのように話したら良いのか分からない人など、性の知識は、おとなでも、わからないままに何となく生きてきてしまっているという方は意外と多いのではないかなと思います。
自分の心とからだをどうしたら大切にできるのか、自分はどうやって生まれてきたのか。人とのつながり、性行為、妊娠、出産などをどうしたいのか。性の知識は生きている人すべてに大切なことです。そして、「もしも知っていたら…」「学校で教えてくれていたら…」「どこに相談したらよいか、わかっていれば…」と思う人が少しでも減るように、考える場があってよかったなと思っていただけるように、いろいろな講座をさせていただいています。」
場所
読みもの
2024年のイベントレポートはこちらから。
2023年のイベントレポートはこちらから。
聞きもの
25年3月に講師の土屋さんとインスタライブでお話しました。性教育ってなんで必要なの?どんなことを話してくれるの?など、沢山質問してきました。性教育ってなんだろうという方、どんな講座なんだろうと雰囲気を覗いてみたい方、ぜひ聞いてみてください。
23年にFM西東京842で企画の茶畑が出演しお話した音源です。性教育イベントについてもお話しました:
https://youtu.be/CQo3laQCYzQ(11分20秒ごろから性教育についてお話しています)
Sex education for children and their parents/guardians
Instructor: Mayumi Tsuchiya (Asanomi maternity home)
illustration : Ayaco Nakamura
Planning: Yuka Chabata
Supporter: Access Co., Ltd.